猪原金物店・コラム明治10年に創業。九州で2番目に歴史の金物屋。
金物店の裏では喫茶店も営業しています。

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その3 11:31
「マリリン・モンロー」と一緒に写真を撮らせてくれと宮津氏に頼むと、「絶対、いやです」と拒絶された。
カメラを構えると、中央にしゃしゃり出て軽薄に「ピース」をする我が家の娘達とは根本的に違う。
この奥ゆかしさ・・・・・恥じらいを知る大人の女性の「美」がすでに存在している。
なんとか拝み倒して、嫌がる宮津氏を縁側まで連れ出し「モンロー」の絵と一緒に撮影する事に成功した。
なぜ、彼女が「マリリン・モンロー」や「ソフィア・ローレン」という女性をモチーフに選んだのかわかるような気がする。
それは清楚な「すずらん」の花が大輪の「ひまわり」に憧れる構図と似ている。
しかし「すずらん」と「ひまわり」は対極にあるように見えて、実は同質である。
もろく、美しくありながら、花であるためのその輪郭は鋼鉄のように強い。
添付写真は偶然にも、宮津氏のモンローに対する想いがそのままの位置関係で表わされているような気がする。
「憧れ」と「願望」・・・・・いや、むしろ宮津氏は自分の内部にすでに存在するモンローを見つめているのかも知れない。
女性の「美」について書くつもりでいたが、今回はやめておく。
ただ、「美とは主観的なものであって、客観的基準などそもそも存在しない。
その人が美しいと思えば、誰がなんと言おうと、それはまぎれもなく美しいのである。」
あ!オナラが出た・・・・・・
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その2 11:28
天気予報は「晴れ」だったのに、あいにくの「曇りのち雨」。
気象庁の予報も最近怪しくなってきた。
しかし、来店客は多く、「彩色花帖」の作品展も盛況だった。
宮津詠子氏は夕方の6時近くまで、丁寧に観客の相手をしていたようだ。お疲れ様。
添付写真は、会場のパステル画の一枚を撮影したもの。
これだけのデッサン力があれば、油絵はおもしろいものが描けるはずだ。
このコラムを覗いてくれている犬好きの数名を意識してこの絵を選んでみた。
明日はいよいよ最終日である。
明日のコラムは、宮津氏と彼女が描いた「マリリン・モンロー」のパステル画を撮影して、女性の「美」について語ってみたい。 (もちろん、あたりさわりのない程度に・・・)
| 「彩色花帖」 | - | - | posted by ino-haya - -
植物画とイラスト展  in 速魚川 11:13
彫刻家の野島泉里(せんり)氏が9月の末に、ひとりの女性を連れて当店を訪れた。
宮津詠子(みやつ・えいこ)氏は時々当店を訪れていた人なので、「あれ?あなたは・・・」といった挨拶であった。
聞いてみると、野島氏の高校時代の美術部の同級生ということだった。(ということは小生のひとまわり下の後輩にもなる)
速魚川ギャラリーで彼女の個展をできないだろうか?との相談だった。
作品もいくつか持参されていて見せてもらった。水彩画である。
豊かな色彩感覚と繊細で的確な描写力に驚いた。
例の軽い乗りで「やりましょう」と答えた。
会期は、11月1日(土曜)〜3日(月曜・祝日「文化の日」)の3日間。
植物画約10点、パステルや水彩による人物画など約6点を展示する。
添付写真は、展示予定の一作を本日、スキャナーで取り込んだもの。
葉の濃淡の表現がなぜか詩的な印象を受ける。
「野島君と同じで、あなたも美大出身ですか?」と尋ねると、「いえ、文学部でした。」と答えた。
なるほど・・・・この一枚の植物画の中には、彼女の内的な言語が一杯詰まっているのだ。
以前、長崎市在住の童画家・前田秀信氏から不思議な話を聞いたことがある。
3号の童画の依頼をしてきた人物から「モチーフは任せるから、モーツァルトの晩年の曲を聴きながら描いて欲しい」と変わった条件をつけられたらしい。
前田氏はそのCDを聴きながら童画を描いたが、例によって悪戯心が湧いてきた。
合計4枚の同じサイズの全く違う絵を依頼人に見せ「アマデウスの曲を聴きながら描いた絵はこの中に一枚だけあります。選んでください。」と言ったという。
依頼人は迷いもせず、一枚の絵を即座に指差した。正解だった。
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