猪原金物店・コラム明治10年に創業。九州で2番目に歴史の金物屋。
金物店の裏では喫茶店も営業しています。

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大石順一作「手びねり陶人形」その4 08:48
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大石順一作「手びねり陶人形」その3 09:18
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大石順一作「手びねり陶人形」その2 10:10


全国には数え切れないほどのスタイルの雛人形があり、様式、材質、サイズなどそれぞれが個性的で魅力的だ。  
また時代により流行の移り変わりがあるので、楽しみ方も時代を超えて無限大である。

「ひな祭り」は、日本独特の女性のための節句であり、何歳になってもその象徴である雛人形に対する女性の想いは変わらないらしい。

毎年この時期に当店に展示している雛人形は、昭和27年の博多型と言われるもので、小生の姉のものだったが、おびなとめびなが屋形に収まった珍しいスタイルである。

特にご年配の女性客が雛人形を観る時の眼は、迫力があり一種の情念すら感じる。
幼少の頃の「ひなまつり」をめぐる母親との思い出などが脳裏に浮かんで来ているのだろうか・・・・

添付写真は大石氏の手びねりによる雛人形。  キュートに首をかしげたお茶目なメビナと少し気弱そうなおっとりしたオビナの取り合わせが面白い。
現代の夫婦間の力関係を象徴しているようで、素直に笑えない自分がいる。

この写真を観られて「あら? お内裏様とお雛様の位置が左右逆だわ・・・」と気づかれた方もいるだろう。  しかし、この位置関係が発祥以来の正統らしい。

写真と同じくオビナの位置が、向かって右側にあるのが関西風、逆が関東風と多くの人が認識しているし、現在、主流は向かって左側(関東風)がオビナの定位置である。

しかし、これは戦前に先の昭和天皇が公式の場でお間違いになり、皇后陛下の右側にお座りになったのが発端らしい。

当時、天皇は日本国民の手本であり、天皇の言動をすべての国民は見習う風習があった。 また天皇に恥をかかせてはいけないという気遣いもあり、それから雛人形の位置関係が変わったという。

これは別に理不尽でも不思議な事でもない。  茶道の裏千家の作法にしても、家元が従来と異なる作法を取り入れたり、間違ったりした場合、それが正統になるのだ。

従って、親や先生など子供たちの手本になる人たちは自分の言動には要注意である。  まぁ、小生は子供たちに対し「反面教師」というダメ親父スタイルをとってきたので、いまさらどうしようもないのだが・・・

添付写真の大石氏作【手びねり雛人形】は、一組で一万二千円(手作り縄座布団付き・税込み)。  現在、当店に9組有り、展示販売中。 
背景のミニ屏風は別売り三千円(龍一郎書・税込み)。
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大石順一作「手びねり陶人形」その1 12:17


添付写真の大石「達磨」は、一昨年前に大石氏から送られてきたメールの画像で見せてもらった。  「こんなものを作ってみました」というコメントが添えてあった。

高さも幅も5cm程で手のひらの上にチョコンと載る小さい《手びねり》の達磨だった。
大石流のユーモアと遊び心が詰まった作品にまたまた感動した。

大きい鼻とどんぐり目、太い眉・・・・西郷隆盛を連想してしまいそうだが、どこか間が抜けている滑稽さがあり、心が和んでいくのがわかる。

まる一年以上経ってやっと現物に会えた。  釉薬は使用せず、素焼きのままである。   この《手びねりシリーズ》は、光沢をつけず素朴な土の感触を最大限に生かした作品群である。 

それぞれ色や性質の異なる粘土を組み合わせ、さらに日本画の顔料である「岩絵の具」を粘土に調合して色を整え、窯で焚くと完成品が出来上がる。

塗料は一切使っていないので、日光に当たっても変色しないし、表面が汚れても洗剤とタワシで洗うときれいに元の状態にもどるのである。

《手びねり陶人形》は、作家の手作り作品として一体ごとに表情が異なるので、実物を観てから購入される事をお勧めする。(現在、当店には一体のみ展示販売している。)

添付写真の【達磨】は、一体が税込み八千円。  背景のミニ屏風は税込み三千円(書家・龍一郎氏に好きな言葉を書いてもらえる)。

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