猪原金物店・コラム明治10年に創業。九州で2番目に歴史の金物屋

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甲斐犬「ジン」の日暮日記・その4 21:32
我が家の甲斐犬ジンは今年の8月で満10歳になる。人間でいえば還暦くらいか? 虎毛(剛毛)の下に蓄えていた綿のようなフワフワした冬毛が抜け始め、毎日のブラッシングでほとんど取れたのを見計らって風呂に入れることにした。いつも犬小屋に近づくと、散歩に行けると期待するのか尻尾を振って寄って来るくせに、シャンプーの時は犬小屋に近づいても絶対に出てこない。

動物は人間の心を読み取っているのだろうか? 風呂場で犬用のシャンプーとタオルなどを準備し、シャワーの温度も低めに設定したあと、気合を入れ犬小屋に向かう小生の眼を見た時、ジンにとって殺気を感じる恐怖の瞬間なのだろうか?・・・初夏と晩秋の年二回だけのシャンプー儀式なのに・・・

「昔、牛を飼っていた時、屠殺場に連れて行くためトレーラーに誘導しようとしても、脚を踏ん張り必死で抵抗して乗ろうしないんです。彼らは本能的に自分が殺される事をわかっているんでしょう。しばらく抵抗したあと、急に穏やかな眼になりすんなり従順にトレーラーに乗ります。諦念の情とでもいうのかな? その時が牛を飼っている者にとって一番つらい瞬間ですが・・・」と知り合いが教えてくれた。



オレがなにをしたっていうんだぁ〜!! 後生だからやめてくれよぉ・・・なんでこんな残酷なことすんのよ?


じぇったい、いやだぁ〜!! 動物虐待じゃないかぁ〜! クソ〜・・・こうなりゃテコでも動かないぞ! や、やめてくれって、マジで!


・・・って、毎回こんなことやってんだけど、結局連れて行かれるんだよね・・・・わかったよ、おとなしくついて行きゃいいんだろ・・・


フン!・・・・どうせオレなんかせいぜいペットだもんね。どうでも好きなようにしてくれよ・・・・
| 甲斐犬「ジン」の日暮し日記 | - | - | posted by ino-haya - -
甲斐犬「ジン」の日暮日記・その3 19:03
ワタシは8月で満9歳になった。「人間の1年は、犬の7年に相当する。つまり人間の7倍の速さで老いる。」と、主人がしたり顔で人に語っていたが、どうも “ 人生の意味 ” を理解していないようだ。まぁ、しかし自分の尺度でしかモノを考えることができないのが人間なので、仕方ないとも思う。

ワタシは考えない。過去や現在や未来の認識もない。一瞬一瞬の出来事に感じるままに反応するだけだ。だから、どんな9年間だった?という質問はワタシにはあまり意味がない。主人が時々、気まぐれにワタシを山に連れて行ってくれる。リードを外され自由になったワタシは、思いっきり走り回りながら自然を感じて心を遊ばせる。心が遊び始めると、自分の肉体と自然との境界がなくなることに気づく。《無心》という宇宙に溶け込む瞬間である。






久し振りに帰省した三女がニヤニヤしながらカメラを構えて、手に持った白い物体をワタシの鼻先に近づけた。なめると何とも言えない甘みと心地よい冷たさが口中に広がった。人間はこんな美味しいモノを食べているのだ。もうひとなめしようとした時、いきなりその白い物体を口先に強く押し付けられた(下の写真)。

このような三女の数々の虐待により、ワタシは精神的に強くなり大きく成長できたと思っている。苦難や障害こそが、あらゆる生物を強靭にし賢明にしていくことをワタシは体験を通して理解した。ただし、だからと言ってワタシは三女を好きになることはない・・・絶対に! 雪が積もった日に「ジンと雪合戦をして来よっと。」と言いながら、丸めた雪玉を一方的に投げつけられた事、速魚川の水を飲んでいる時、背後から押されて川に転落した事、水鉄砲で水をかけられた事・・・・ク、ククゥゥゥ・・今となっては・・・《楽しい思い出》だ。

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| 甲斐犬「ジン」の日暮し日記 | - | - | posted by ino-haya - -
甲斐犬「ジン」の日暮し日記・その2 18:57
ワタシも、もうすぐ満6歳を迎える。  人間でいえば中年期である。  もちろん、この家の飼い主がワタシの誕生日に上等の牛肉などを与えてくれない事ぐらいこの歳になればわかっている。   期待しないと落胆もない。    時々、フッと、断片的だが自分の過去を思い出すことがある。   そしてワタシの人生は幸福だったのか不幸だったのか考えてしまうのだ。  
 
この家の三女には・・・・・ウッ、ウウ・・・・   言葉が見つからないほど可愛がってもらった。   愛情というものは、必ずしも優しさが伴うだけではない、ということを身をもって学んだ気がする。   


大好きなパンが【寸止め】の状態で置いてある。   誰が置いたかわかっている。  手を伸ばすと届きそうなのだが、なぜか届かない・・・    実現できない希望なんて持たないが、実現できそうな事が出来ない時、ストレスは最高潮に達する・・・・


最初に断っておくが、ワタシは何も悪いことはしてない。    なのにバスケットボールで鍛えられた三女の太ももで首を絞められた。   次第に遠のいていく意識・・・・    この後、恥ずかしながら失禁を伴って「落ちた」    何度も言うが、ワタシは何も悪いことはしていない・・・・


一日が終わり、今日も生き延びられた事に感謝する。   愛と虐待の日々・・・・    「ウワ〜  イヌのくせにだらしない寝姿!」と面白がって写真を撮られてもぜんぜん気にならない。   ワタシはどんな屈辱にも負けない。   見果てぬ夢がある限り・・・・・


「見て、見て!  ジンの右臀部に円形脱毛症ができてるぅ〜   まだ1歳にもなってないのに珍しい臨床例ね」と家族が騒いでいる。    この症状の原因を誰が作ったかは言わないが、ストレスが身体に出ることを初めて知ったあの頃・・・・・


生きてさえいればこんなイイこともある・・・・     「ステラ」というこの娘は、ワタシの事を気に入ってくれたようだ。     純白のフワフワした優しい毛並みが彼女の育ちのよさを表している。   


幸せとは「ステラ」の事を言うのだろう。   彼女は何の猜疑心も持たず初めて会ったワタシに無邪気にじゃれついてくる。   こういうタイプの娘が、わりとうまく世の中を渡っていくのかもしれない。     


朝の散歩の後で、主人がくれるおやつ・・・・    ワタシが幸せを感じる瞬間でもある。   「ねえ、昨日ジンにエサをやった?」、「エッ!? やってないの?」、「夕方、吠えなかったから誰かがやったと思ってた」、「大丈夫よ、一日くらい食べなくても死にはしないから、ガハハハハハ」    

こんな恐ろしい会話をよく耳にした。   ここの家庭では黙ってたら生きていけない。   自己主張しなかったら「存在しないもの」と判断されるからだ。   従って夕方は命がけで吠え続ける事にしている。     ワタシは絶対に負けない。


「なにこれ!?  昔のインベーダーゲームのキャラクターみた〜い」と軽薄な三女が笑った。    ワタシがなんでこんな写真をインターネットに公開されなければならないのか理解できない。    我が家の主人は人格に問題がある。   この屈折度は絶対にオカシイ・・・・    誰が愛犬のこんな姿を世間に公開するだろうか?   しかし、ワタシは許す。   神がワタシに試練を与えていると思えるからだ。


我々犬族が脱糞する際、このように扇形のスタイルをとるのは腹筋がないからだ。   「食う 寝る 出す」、生きていくための基本行動3原則・・・・   もうここまでくると羞恥心なんてクソ食らえで、なんでもOKという気持ちになる。   ウ〇コの出るところのアップも撮っていいよって目で合図したけど・・・フンッ、意気地なし!
| 甲斐犬「ジン」の日暮し日記 | - | - | posted by ino-haya - -
甲斐犬「ジン」の日暮し日記・その1 11:59
久しぶりに我が家の愛犬「ジン」の現在の様子を紹介することにした。  5年前に生後一ヶ月の甲斐犬を「眉山・普賢岳の主」種村氏から頂いて、このコラムに《甲斐犬「ジン」の成長日記》で紹介してきたが、「成長」も止まり成犬になったので、コラムのタイトルを「日暮し日記」に変更することにした。


オレの人生はこのままの状態で終わるんだろうなぁ・・・


時々思い出すんだ、キュートなお尻の柴犬・エマニエルちゃん・・・いまごろどうしてるかなぁ・・・もう結婚して子供もいっぱい産んだんだろうなぁ・・・


しかし、昨日はひどい一日だった。  朝の6時に久しぶりに垂木大地に連れて行ってもらったけど、走り回って疲れた後にいきなり大嫌いな風呂に入れられ、もうヘロヘロ状態・・・・しかたねぇよなぁ、毎日エサもらってるし・・・


だから写真撮らないでよって!  いきなりピカッて光るフラッシュが嫌いなのよ。  たのむよぉ・・・


もういいよ・・・・無視しようっと。 そのうち諦めて行っちゃうだろうし・・・・ 
 

だからやめてよ!!  オレのケツの穴、撮ってどうすんのよ!?   エッ・・・ま、まさか・・・インターネットとかいうものに公開する気じゃないでしょうね?   やめてくれよぉ!  どういう思考形態してるんだろう、うちの主人は・・・信じらんねえよ・・・


チェッ!  もういいよ、どうなったって・・・・  どうせオレ、せいぜい「ペット」だもん・・・  
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