猪原金物店・コラム明治10年に創業。九州で2番目に歴史の金物屋

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祝!!JKG【ベスト・イン・ショー】受賞!! 20:39

毎年、『オータム・プレビュー3人展』が近づくと、島原市出身で東京在住のカスタムナイフメーカー・川村龍市氏から美味しいお酒が送られてくる。同じナイフ作家で親友の松崎猛氏と参加者全員への彼なりの優しい心遣いである。早速、お礼のメールを打つと

「先日のJKGナイフショーで【ベスト・イン・ショー】を受賞しました。また受賞の盾をそちらに送らせてもらっていいですか?」

JKGナイフショーの会場内のすべてのナイフから選出される賞で、川村氏は2度目の受賞になる。今回【鈴木眞メモリアル賞】を受賞した松崎猛といい、川村龍市といい、この二人は一体どうなっているのだろう!?

 

 ★過去のブログ【カスタムナイフメーカー・川村龍市】⇒ http://blog.inohara.jp/?cid=39658

 

川村氏に「受賞作品の画像をメールで送ってください。ブログに載せたいので」と言うと、以下の2枚の写真が送付されてきた。ryuちゃん、やったね!本当におめでとうございます!!

 

猪原さま

お世話になります。
「BEST IN SHOW」を受賞したナイフの画像をお送りいたします。
スペックは以下の通りです。
Premium Gun Stock Jack
Type : 2 blade lock back & slip joint folder 
Blade : ATS-34
Bolster/Handle : Stainless steel / stag
Blade Length : 3" (76mm), 2 3/4" (70mm), 

Closed Length : 3 13/16" (97mm)
よろしくお願いします。
Ryuichi Kawamura = 川村龍市
SLOW MADE  Fine Folding Knife
ryu-k@gc4.so-net.ne.jp
http://www008.upp.so-net.ne.jp/ryu-knives/

 

 

 

先日、川村龍市氏より郵送で送られてきた今年度、第32回JKGナイフコンテスト【ベスト・イン・ショー】の受賞盾(上の写真の左側)と、当店に12年前(2004年)から飾ってある前回の受賞盾(上の写真の右側)。

 

 

 

 

上の写真は、受賞盾と一緒に送ってきた川村龍市氏のナイフカタログの表紙。「slow made」・・・いつも「一度に一本ずつしかナイフが作れなくて・・」と、まさに一作入魂の制作スタイルを貫く川村氏らしいタイトルである。川村氏への注文依頼の9割は米国からであるが、注文しても作品が届くまで一年以上はかかるそうだ。それでも世界の川村ファンは楽しみに待ち続けるのだ。

 

| 【カスタムナイフメーカー・川村龍市】 | - | - | posted by ino-haya - -
受賞おめでとうございます!! 22:31
来たる10月27日から開催される【3人展・オータムプレビュー・2012 in 速魚川】に参加するカスタムナイフ作家・松崎猛氏と先週電話で打ち合わせをしていたら「今度の土日にJKG(ジャパン・ナイフ・ギルド・ショー)に参加するため上京します。そうそう、川村君が先週土曜日にカリフォルニアのナイフショーから帰ってきたのですが、またまたすごい賞をとったそうです。川村君とは土曜日に東京で呑みます。」と教えてくれたので早速、川村龍市氏にお祝いのメールをした。(川村龍市:島原出身の世界的なカスタムナイフメーカー・東京在住)

すると川村氏からの返信メールに今回カリフォルニアのナイフショーで受賞したナイフの写真が添付してあった(下の写真)。ゾクッとするほど美しい・・・・


猪原信明様
ご無沙汰しております。
お元気ですか? 私は相変わらず貧乏ヒマ無しな毎日です。

おぉー、さすが地獄耳ですね。
先週の土曜にCalifornia Custom Knife Show
より帰還しました。
皆様のおかげで、またまた
Best Multi Blade Folder
賞なるものを
いただけました。(前回いただいたモノと同様です)ありがとうございます。

・・・JKGショーで松ちゃん(松崎猛)と呑むのは明日(土曜の夜)ですよー!
まだ金曜の夜です。

ナイフの写真、添付いたします。
添付写真のスペックは以下の通りです。

Title : Sheepfoot Congress (2011 new designed
)
Type : 4 blade slip joint folder
Blade : ATS-34
Bolster/Handle : Stainless steel / stag
Blade Length : 2 3/8"(60mm)
: 2 1/8"(54mm)
: 1 3/4"(44mm)
: 1 3/4"(44mm)
Closed Length : 3 9/16"(91mm)

   (中略)

また近々、黒龍(日本酒)送りますね!
そうそう、カリフォルニアのHealdsburg
という町で、「満月を横切る赤い龍」
図案の作家もののペインティングを見つけ、なかなか雰囲気が良かったので思わず買って
しまいました。
そんじゃ。
Ryuichi Kawamura / 川村龍市
http://www008.upp.so-net.ne.jp/ryu-knives/

(以上の文は、2012年10月20日の川村氏からのメールより引用)


ナイフ画像、コラムに掲載していただき光栄です。
ちなみにスペックは以下の通りです。

Dragon tribe "HAYAMEGAWA" model
Urushi & 24K Gold powder
3 blade slip joint folder
Blade material : ATS-34
Handle material : Stainless steel / m.o.p
Blade length : 60mm, 38mm, 38mm
Closed length : 85mm

このDragon tribe "HAYAMEGAWA" モデルは・・・
日本語で書くと --龍の一族『速魚川』-- って感じですか・・・

・・・まず白蝶貝のハンドルに龍をモチーフにしたデザインを
彫り込んであります。もちろん自分で彫りました!(・・彫刻刀も自作して)
彫り込んで窪んだ中へ漆を塗り、金粉を蒔きました。
おそらく漆工芸で言う「沈金」という手法に近いと思います。
漆の面と白蝶貝の面を同じ高さにするために、漆を10〜12回ほど
塗らなければなりませんでした。
ハンドルの表・裏の両サイドに同じ細工を施してありますので、両面で
20〜25回くらい塗ってあります。漆は一回塗ると乾かすのに24時間以上
かかるので、漆作業だけで約2ヶ月かかりました。

このナイフ、アメリカのナイフショーへ持っていき、
幸いにも売れてしまったんですが、買っていただいたのは
カナダからやってきたナイフディーラーでした。
・・・実はまだナイフショーのオープン前だったので、
私はまだテーブルにナイフを陳列してませんでした。
そのナイフディーラーの彼が、ナイフを見せてくれと言うので、
私はナイフケースからこのナイフを出して見せました。
そして、彼はこのナイフに触りもせず、もちろんブレードを開くこともなく、
ホントに見た瞬間に「このナイフを売ってくれ」って
言ってくれた時は、ちょっと感動しましたです。

Ryuichi Kawamura / 川村龍市
http://www008.upp.so-net.ne.jp/ryu-knives/

(以上の文は2004年6月11日の川村氏からのメールより引用)


カスタムナイフ作家・川村龍市氏は小・中・高校時代は剣道部で活躍していた。10月27日に開催する【有明海を望む満月夜の宴】の会場である別荘を提供してくれた橋本卓也氏は同じ剣道部で川村氏の一年先輩にあたる。また、橋本氏の別荘の近所に住む石の彫刻家・野島泉里(せんり)氏はこれまた剣道部の後輩で、川村氏の3年後輩にあたる。橋本卓也、川村龍市、野島泉里の3人は島原市立第四小学校、島原市立第一中学校、県立島原高校を通して剣道の先輩後輩で繋がっていたのだ。 そして3人とも業界は異なるが現在もエネルギッシュに活躍している。


上の写真は昨年開催した第3回【3人展・オータムプレビュー・2011】の時、速魚川の横でワークショップを展開する佐世保在住のカスタムナイフ作家・松崎猛氏。彼が手にしているデカい庖丁は当店の店頭に展示している堺庖丁のPR用オブジェでビッグサイズのレプリカ。形は出刃庖丁で実用性はなく「マグロ庖丁」と勘違いされる事が多い。 不覚にもサビがついていたので松崎氏のベルトグラインダーで研磨してもらったのである。お蔭でピッカピカ状態。

今回の第4回【3人展・オータムプレビュー・2012】では、松崎氏の仕事の都合で11月3日(土)〜4日(日・最終日)の二日間しか来場できない。出展作品は郵送でギャラリーに届くので松崎氏のカスタムナイフは会場の一角に展示される。(是非多くの方の来場をお待ちしています!)

以下の3種類の松崎氏のカスタムナイフは以前このブログで紹介したことがあるが、いずれも「世界一」と「日本一」のタイトルを獲得した有名な作品である。これらのナイフはすべてイギリスに買い取られていったが、あらゆるスタイルのナイフをプロデュースできるオールラウンドの作家なので、今後の新作には国内はもとより世界中のカスタムナイフ・ファンが期待しているのである。

 




下の連続写真は松崎猛氏が製作した【バレル・ナイフ】が完成するまでの工程を撮影したもの。通常のフォルダーナイフ(折り畳み式ナイフ)は二次元上(平面上)でブレードの開閉がなされるが、この【バレル・ナイフ】は上下左右と四方向、つまり三次元上にブレードが開閉するという従来の常識をくつがえすナイフである。バレル・ナイフ・・・・誰がこんなこと考えたのだろう? そしてこの立体開閉を可能にする驚異的な製作技術・・・・バレル、つまり樽型をした常識破りのナイフは写真でもわかるが美しさも兼ね備えている。







| 【カスタムナイフメーカー・川村龍市】 | - | - | posted by ino-haya - -
【カスタム・ナイフメーカー・川村龍市】その2 18:46
東京の川村龍市氏から嬉しい便りが届いた。 10月初旬にカリフォルニアで開催されたナイフショーでグランプリを受賞したのだ。 以下は彼から先日(10月9日)届いたメール文である。  アメリカでまたどえらいことをやらかしてくれたようだ。

猪原サマ

ご無沙汰しております。おかわり無くお過ごしでしょうか?
川村は、昨夜カリフォルニアから帰国しました・・時差ボケです。

速魚川コラムへのナイフマガジン掲載記事のご紹介、
誠にありがとうございます。恐悦至極に存じまする・・・が、ちょっと
コッ恥ずかしいです、アハハハ。

ところで、今回行ったカリフォルニアからのオミヤゲ話があります。
今回行ったのは、10月2日〜3日にカリフォルニアで開催された
Plaza Cutlery Custom Knife Showと言うナイフショーだったのですが・・・
なんかですね、知らないうちに「Best Multi Blade Folder」というアワードを
受賞しました。多徳タイプのフォールディングナイフの中でのベストというところ
でしょうか?・・・
・・・知らないうちにと言うのは、当日ヒマだったので会場の外でちょっと遅めの
お昼ゴハン食べてたら、その間に授賞式があったようで、帰ってみると何がなんだか
ワカラナイうちに記念のオブジェみたいなモノをいただきました。
後から聞いたら、来場したお客さんの投票により全出展者テーブルの中から
決定するコンペだったらしいです。
授賞式の勇姿を写真に残せなかったのが残念です!・・と言うのはウソです。
授賞式とか超〜恥ずかしいので、いなくてちょうどヨカッタです、アハハハハ。

とりあえずご報告まで。
Ryuichi Kawamura / 川村龍市
ryu-k@gc4.so-net.ne.jp
http://www008.upp.so-net.ne.jp/ryu-knives/



上の写真は現在当店に陳列されている川村龍市氏のカスタム・ナイフ。 このそれぞれ制作時期の異なる3丁のナイフが川村氏のナイフ作りの変遷を物語っている。  凄い速度で独自の進化を続けているのがわかる。 川村氏のナイフは現在、注文しても4〜5年先まで手に入らない。 欧米からのバックオーダーがずっと詰まっているそうだ。 しかし、数年先にしか手に入らなくても世界の川村ファンは待ち続けるという。

一番上のナイフは、川棚町の病院勤務の外科医・T氏より預かっている2年ほど前に制作されたナイフである。

二番目(中央段)のナイフは、7年ほど前に制作されたナイフ。 かつて「ナイフマガジン」に掲載された本品である。

                   Polygonite  Model
                                        ATS-34
                                        two-blade
                                        slip joint
                                        80,000円(当時)

そして、一番下のナイフが川村氏と出会った頃、つまりまだ彼がフルタイムのプロとして活動する前のナイフである。 

           




Ryuichi Kawamura / 川村龍市    2010年 5月 8日
ryu-k@gc4.so-net.ne.jp
http://www008.upp.so-net.ne.jp/ryu-knives/
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【カスタム・ナイフメーカー・川村龍市】その1 10:09
1986年(昭和61年)12月に創刊され、各方面から多数の反響を呼んだ本邦初のナイフ専門誌「ナイフマガジン」 は、現在バックナンバー144号が全国の書店で発売されている。 2ヶ月に一度、偶数月に発売されるので、すでに24年間続いていることになる。 先日、探し物があり倉庫の棚をチェックしていたらこの「ナイフマガジン」のバックナンバー・7号(1987年・12月号)から87号あたりまで並んでいた。 手にとって開いたが最後、時間も忘れて見入ってしまう雑誌なので、昼間は絶対に手をつけてはいけない。

下の写真は、昨年の初め頃、東京の川村氏本人から送ってもらったバックナンバー・134号(2009年2月号)「ナイフマガジン」の表紙である。 「日本のカスタム・ナイフメイカー・川村龍市」として専門誌に特集を組まれる立場にとうとうなってしまった。 彼が長崎県それも島原市出身である事をほとんどの人は知らないだろう。 川村氏が十年ほど前に偶然にも当店を訪れなければ、佐世保市の松崎猛氏と当店の繋がりも出来なかった。 川村氏がアトランタで毎年開催される世界最大のナイフ展「ブレード・ショー」に参加する事を松崎氏に促さなかったら、松崎氏の世界一は実現しなかったかもしれない。

川村龍市と松崎猛・・・国内はもとより世界に誇れるカスタム・ナイフメイカー二人が長崎県出身である事は非常に喜ばしく県民の励みにもなる。 しかも二人ともまだ40代の若さであり、謙虚で慢心することなく日々研鑽を積んでいくタイプなので、いずれ業界全体の流れを変えていく存在になるのかもしれない。  

























 
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