猪原金物店・コラム明治10年に創業。九州で2番目に歴史の金物屋。
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小川幹雄著 「舞台監督」 17:40
昨年12月中旬に一枚の封筒が届いた。 差出人は学生時代の劇団の先輩である小川幹雄氏だった。  昨年2月の上京の折、九州の田舎から後輩が来るということで、小川夫妻、山村氏、伊東夫妻が中心となって急きょミニOB会を開いてくれた。 居酒屋に7名集まって旧交を温めあったばかりである。
 
開封すると以下の写真のチラシに手紙が添えられていた。 小川氏の「舞台監督」という本が出版されたのである。 ということは2月にお逢いした時点で執筆はかなり進んでいたことになる。 小川氏とは上京した折に何度かお会いし、彼の職場である新国立劇場の舞台裏をすべて見せてもらったことがある。 国家の威信をかけた世界最先端のテクノロジーと巨大なメカニズムに度肝を抜かれた。 オペラやバレエ、ミュージカル、演劇など世界中のありとあらゆる舞台芸術が上演できるオールマイティな巨大劇場だった。 




「舞台監督」の著者であり、現在は新国立劇場で活躍している小川氏のプロフィールを以下に記す。

                    
小川幹雄(おがわ・みきお)

                   ★ 日本舞台監督協会理事長

                   ★ 新国立劇場技術部

         ロンドン大学大学院修士課程終了   演劇学専攻MA

         文化庁芸術家在外研修派遣にて英国留学

            ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー、ナショナル・シアターにて研修

         早稲田大学講師、日本大学講師、等

         インドネシア教育文化省招聘全国劇場技術者指導

         劇場芸術国際組織ヘルシンキ会議発表

            「日本の伝統芸能におけるステージ・マネージメント」

         『岸田國士の世界』(共著、翰林書房)


  海外公演、全国公演を含め、演劇、ミュージカル、伝統芸能、コンサート等、幅広い分野において
  舞台監督を務める。
  1999年より新国立劇場所属、オペラ、バレエ、コンテンポラリーダンス、演劇、ミュージカル等、
  現代舞台芸術全般に携わる。


 
「舞台監督」と聞けば、我々の日常生活には全く縁のない別世界の職業のように思える。 従って、その舞台監督が書いた本など専門的過ぎて難しいしピンとこないだろうと考えてしまう。  しかし、この本は舞台現場で実際に起きるアクシデントも含む具体的出来事を紹介しながら、舞台監督の役割を分かりやすく解説してあり、舞台に関わる多くのスタッフや美術家、脚本家、演出家、役者、観客など位置関係が面白いほど見事に表現されている。

舞台はまさしくわれわれ「人間社会」の縮図だと感じさせてくれる。 専門書というよりひとつの物語であり、演劇の経験がない人でも気軽に読むことが出来る本だ。  もちろん規模の大小は問わず舞台や演劇、コンサート、会社やグループ組織の各種イベントなどに関わった経験のある人にはたまらないはずだ。

このコラムを覗いてくれている演劇関係者や全国の劇団OBの皆さん!  小川幹雄著「舞台監督」は必読必携の本だと思います。 是非読んでみてください。
| 「舞台監督」 | - | - | posted by ino-haya - -
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