猪原金物店・コラム明治10年に創業。九州で2番目に歴史の金物屋。
金物店の裏では喫茶店も営業しています。

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【東京ギフト・ショー・2014】 13:33
ちょうど一か月前の今日、つまり2月7日は東京にいた。東京ビッグサイトの【東京ギフトショー】を三日間も観て歩いた。2011年に行ったので3年振りだったが、今回は二千数百の出店ブースをすべて《完走!?》。一日当たり十数キロは歩いた計算だ。招待状を持参したバイヤー(小売業者)しか入場できないが、会期の三日間で来場者は30万人を超えるという。

2月7日の羽田空港発長崎行の最終便は午後7時35分だったが、機内は満員で「なんで金曜日なのに、しかも長崎行でこんなに乗客が多いのだろう?」と不思議に思っていたら、翌日の朝のニュースを見て納得した。例の異常寒波と大雪で飛行機は飛べなかったのだ。もし、あと一日、いや数時間帰るのが遅かったら数日間は東京で足止めを食うところだった。

ギフトショーの会場では、来場したバイヤーと出展者との間で商談が展開する。新しい商品との出会いを求めて30万人以上のバイヤーが、恐ろしく広い会場を歩き回る。卸業者やメーカーが中心の出店業者は、ブースの面積で異なるが3日間の出店料(最低でも約40万円以上)を払って出展する。バイヤーはその場で商談をしなくても、気に入ったブースで名刺交換してカタログをもらって帰り、後日、商談が成立することもある。情報収集が主目的なので、3日間で集めたカタログだけでも相当な重量(数kg)になるのだ。



ギフトショーの会場で注文していた商品は、人気があって在庫切れのものも多いので、着荷に数週間かかることもある。小生個人の独断と嗜好で注文したので「おもちゃみたいなモノばっかり!」と家人に文句を言われそうだけど、オトコとオンナでは好みが違うから仕方ないよねぇ・・・だからオレ行きたくないって言ったんよ!(と居直る)上と下の写真は、先日届いたばかりの商品の一部。

日本国民の購買品総額の74%は女性が占めているそうだ。つまり女性が気に入らない商品や店舗、観光地などは将来が厳しいということだ。そうなると、仕入れ担当者や店舗の内装外装の設計だけでなく、会社経営や地方自治やまちづくりなどすべてのジャンルで、女性の感性と発想を反映させないと、21世紀は生き残れない時代が来たということかもしれない。

地方に行けばいくほど『オトコ社会』が占拠しており、競争社会の《勝敗》を基準としたメンツや見栄やプライドで物事を判断している傾向が強いようだ。首長、議員、社長、役員などあらゆる組織や各種団体の意思決定システムに占める女性の割合は、ほぼゼロに近く、地域間格差をますます助長する大きな要因のひとつになっていると思える。

人類の半分は女性であり《潜在的女子力パワーをいかに引き出すか》が、我々男性の喫緊の課題になってくるような気がする。前時代的差別意識の呪縛から来る「対立」から「調和」へ、「競合」から「棲み分け」へと時代が大きく舵を切ろうとしている。結婚生活における「対立」と「競合」をいやというほど経験した小生が言うのだから間違いはない!・・・・多分・・・・





新宿のホテルに二泊、新宿駅から『りんかい線』の電車に乗れば、そのまま国際展示場駅に着くので、乗り換えることなく三日間、新宿と東京ビッグサイトを【通勤】した形になった。国際展示場駅からビッグサイトの会場までは1km以上あるが、行き来する人々の列は終日絶えることがない。






















































 
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【東京ギフト・ショー】その1 16:17
2月1日の早朝5時に目覚まし時計に起こされ、6時半の薄暗い中を長崎空港行きのバスに一人乗った。  全日空東京行き9時発。 「本日は富士山が綺麗に見えます。」という機内アナウンスで眼が覚め窓から覗くと眼下にくっきりと富士山が見えた。 普賢岳の冠雪よりはるかに少ない。 それほど今年1月の九州は関東地方よりずっと寒かったのだ。

羽田空港に着くとすぐに東京ビッグサイト行きのシャトルバスに乗り込んだ。 ビッグサイトのコインロッカーは正午近くだったので空いているはずはなく、荷物をもったまま広い会場を回らなければならなかった。 1年に2回開催される「東京ギフト・ショー」は一般客は入れない。 受付を済ませて渡されたひも付きのカードを首から下げ急ぎ足で「西展示棟」から各ブースを回り始めたが、これよりさらに巨大な「東展示棟」も含めて2000以上の出店ブースを2日間で見て回れるのだろうか? と不安がよぎった。




夕方5時頃、隣のお台場で働いている長女からメールで「6時半に仕事が終わるから、大崎行きのりんかい線に乗って次の駅の改札口で待っててね。」とメッセージがあった。 ギフト・ショーは夕方6時が閉館である。 閉館直前に会場を出て、りんかい線の国際展示場駅に向かった。 駅は遠くに見えているのになかなかたどり着かない。 午後からの6時間で会場をどれくらい歩いたのだろうか? 足に疲労が溜まっているのがわかった。 長女と合流後に次女の働く銀座の小料理屋に行くことになっていた。


上の写真は国際展示場駅を下車しビッグサイト(国際展示場)の東京ギフト・ショーに向かう人々。  延々と行列が続いているように見えるが、すべてが一般人ではなく小売店などのバイヤーである。  国内だけでなくアジアをはじめ世界中から何万人、いや何十万人が仕入れの仕事で集まっているのだ。




上の写真は東京ビッグサイト(国際展示場)のシンボルタワー。  四つの巨大な逆四角錐が組み合わさってランドマークを構成しているが、内部は鉄パイプの骨組みにより空洞の状態。  この真下を通って会場の入り口に向かった。


会場内では基本的に写真撮影禁止らしい。 気になるブースでは担当者と名刺交換をして商品カタログをもらったり注文などの商談をするのだが、写真撮影の許可を尋ねると会場管理者の様子を確認してこっそりOKを出してくれる。


全国あるいは世界中の雑貨店、ファンシーショップ、量販店、ホームセンターなどの仕入れ担当者が新しい商品を仕入れにやって来ている。  上京の際は絶対に訪れる東急ハンズやロフトなどで眼にする商品も多い。 この多くのバイヤー達の中に当店みたいな絶滅危惧種「金物屋」はほとんどいないのだろうなぁ・・・・  


過去に晴海の展示場や幕張メッセで開催されていた「DIY・ショー」には何度か行ったが、最近は「ギフト・ショー」に押されてあまり耳にしなくなった。 価値観の多様化に伴い展示会もより具体的に分化の道をたどっている。 人類の巨大で多種多様なニーズを満たすために多くの新しい情報と商品が生み出されては消えていく。 新陳代謝は動植物の世界だけではない。




今回はギフト・ショー全体の雰囲気を掴むための下見になってしまった。 気に入ったブースが何店もありそれぞれの商品にはまってしまいそうになりながら、我慢してどんどん足を進めていくしかなかった。 なるほど1〜2日間では「広く浅く」しか観る事ができない。 毎年2月と9月に開催されるので次回からは的を絞ってじっくりアイテム商品を探せそう・・・・










りんかい線の「国際展示場駅」で乗車し、次のお台場「東京テレポート駅」で下車し、改札口内で待っていると数分もしないうちに長女が定期券を改札機にかざして入って来た。 昨年9月の帰省以来であるが元気そうであった。 すぐに電車に乗り込み銀座に向かう。


上の写真は次女の職場である小料理屋「銀座うさぎや」のビルの前。 「確かここら辺のはずだけど・・・」 「おいおい大丈夫や?」 「あ! あったあった。 ほら、うさぎの看板」 

道路の脇には運転手が乗った高級車がところどころに並んで待機している。 さすが銀座である。


エレベーターで二階に上がり、戸を開けると和風の素敵な空間が広がった。 シンプルで無駄がなくホッとくつろげる小粋な演出はオーナーのセンスを窺わせている。 カウンターのほかに四人席のボックスがいくつかありその一角に長女と腰を下ろした。


旬にこだわったママさん手作りの創作和風料理が主であるが、これがまた美味しい!! しかもヘルシーなので我々中年層にはありがたく、お酒もつい進んでしまう。


オーナーのママ(右)とスタッフの二人。 楽しい家庭的な雰囲気で笑顔が絶えない。 写真中央のスタッフからメールで「いらんことは書かんで!」と口止めされたので、書きたい事は山ほどあれどコメントはこのくらいでやめておこう。 

食べて飲んで最後は美味しい味噌汁と味付け黄身ののった暖かご飯でこの夜はフィニッシュ。  これで一人数千円という良心的でリーズナブルな料金。 昨年10月に銀座7丁目に誕生した小料理屋「銀座うさぎや」。 是非お勧めのお店である。


2月3日の最終日は長女が休みを取ってくれており、「どこに行きたい?」と聞いたので「築地、日本橋、銀座、浅草・・・・午後4時発の飛行機だから無理だなぁ・・・よし! じゃあ日本橋のCOREDO室町と銀座三越、その後羽田に移動して今話題の国際線ターミナルを見てサイナラでどうかな?」 「ラジャー!」


日本橋のCOREDO室町には刃物で有名な「木屋」がある。 COREDO室町に移転する前に何度か「木屋」には行ったことがあった。 京都の「有次」同様、当店が目指すこだわりの手道具が見れる。 小生が手道具の美しさに目覚めたのは「木屋」だった。 

上の写真はCOREDO室町4F(最上階)のフロア。 天井からの照明が不思議な効果を出している。


4Fのトイレに向かうと廊下突き当たりの木調壁にすっきりしたわかりやすいアイコンが・・・・  


上の写真はCOREDO室町の1Fにある「にんべん 日本橋店」の鰹の木彫。  311年の歴史を誇る鰹節専門店。 本物の出汁の美味しさを現代に伝えるお店。  当店で扱っている各種鰹削り器と連動するので興味がある。 


上の写真は銀座の三越。  三越の中にも「木屋」の店舗がある。 長女はカラフルで可愛いデザインのシリコン製お玉などの厨房用品に興味があるようだ。 若い女性の道具志向、これも参考になる。

銀座を後にして羽田に向かった。 全日空(ANA)の入っている第二ターミナルの賑わいと日本航空(JAL)の入っている第一ターミナルの森閑とした寂しさとの極端な違いに長女がビックリしていた。 「JALには頑張って欲しいけどこれじゃ先も厳しいね。 国民の莫大な税金をあてに経営をしてきた企業と自助努力で経営してきた民間企業じゃ、どんなに理屈こねてもDNAが異なるんだろうね。」とため息が出た。
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