猪原金物店・コラム明治10年に創業。九州で2番目に歴史の金物屋。
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第七回「美術刀剣展」in 速魚川・その2 22:55
本日、21日は突き抜けるような青空、晴天に恵まれた。 しかし、平日なので昨日(春分の日)ほど観客は来ないだろうと思いきや、松井更生(さだお)氏の人的ネットワーク恐るべし。 刀剣ファンだけでなく一般の女性客も団体で鑑賞に訪れていた。 

そして松井氏のユーモアあふれるトークの魔術に大きな笑い声が会場を包んだ。 マニアにはより深い専門知識で、初心者には比喩を用いながらより解り易く、と、まるで落語か講談を聴いているような面白さである。

終戦を満州で迎え、満州鉄道のエリート幹部だった父親はその責任を問われ、眼の前で敵兵に処刑された。
3人兄弟の長男だった松井氏は当時10歳。 3人の幼子を連れて母親は命からがらソ連兵の追っ手から逃げ、引き上げ船で帰国することが出来た。 その後の苦労は当時を経験した人間にしか理解できないだろう。

「父親の仇を討ちたい、という思いだけで自衛隊に入隊しました。 いい上官に恵まれ55歳の定年までに9階級特進し、防衛大学出のエリート幹部と同じ退職金をもらうことが出来ました。 エルパソなど海外勤務も経験し、大砲を撃たせたら私の右に出るものはいない、という自負を持っております。」

「大砲を撃つ際のコンピューター操作の経験を買われ、面接だけで島原の地元金融機関に再就職できました。」
自衛隊時代と同じく、清廉実直な性分は金融機関に入っても多くの人を惹きつけたのだろう。 退職した現在においても地元だけでなく全国に「松井ファン」は多い。 今も刀剣関係や友人知人との交流であちこち出張し多忙な日々を送る松井更生氏は、なんと今年77歳・・・喜寿である。    




































 

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第七回「美術刀剣展」in 速魚川・その1 12:12
「3月20日の刀剣展の初日に雨が降れば、翌日晴れても展示会は中止します。 他人からお借りしていますし、中には重要刀剣もありますので万が一サビがついたら大変です。」と、展示会の主催者である松井更生(さだお)氏が言った。 

古いもので西暦1200年代頃から現代までの約800年間、「鉄の芸術」と言われる刀剣の原型をそのまま保つためにどれだけ多くの人達の努力が払われてきたのだろうか? 「せっかく準備したのだから、雨ぐらいで・・」とは口が裂けても言えないのである。 刀剣の表面に塗ってあるサビ防止用の椿油を拭き取って鉄肌を露出させないと正確な鑑定や鑑賞は出来ない。 刀剣を鑑賞するという事は、刀剣の最大の敵である空気中の酸素と湿気に無防備にさらされる事なのだ。 

3月20日(火曜)の降水確率を週間天気予報でチェックする数日間。 前後は晴れなのに20日だけが「雨が降る」となっていたが、当日が近づくにつれ降水確率70%から60%、そして昨日は見事に10%になった。 「先祖の墓参りに行ってきましたから。」と松井氏は得意満面で笑った。・・・まぁ、とにかく開催できて本当に良かった!!  
 







 
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