猪原金物店・コラム明治10年に創業。九州で2番目に歴史の金物屋。
金物店の裏では喫茶店も営業しています。

| CALENDAR | RECOMMEND | ENTRY | COMMENT | TRACKBACK | CATEGORY | ARCHIVE | LINK | PROFILE | OTHERS |
島原新聞記事(平成24年6月13日) 12:21

2011年3月11日の東北地方大震災および福島第一原発事故以降、国民の意識は大きく変わりつつあるような気がする。 世界各国が認識し指摘していたにもかかわらず、東京電力や政府、テレビラジオ・新聞のメディア、原子力の専門家などが「メルトダウン」の事実を2ヶ月間も国民に隠し続けた事、そしてそれを信じ込まされた我々日本国民・・・・

「情報」という日本語を英訳すると「Infomation」と「Intelligence」のふたつに分かれる。 前者のインフォメーションは、テレビやラジオ、新聞で毎日眼にし耳にする情報である。 このインフォメーションを元に我々国民の「常識」は形成されてきた。 3・11までの「原発は安全でクリーンなエネルギー」という国民の常識も同じである。 莫大な利益を得ている一部の既得権益者あるいは権力者達は、疑うことを知らない純朴で勤勉な一般大衆をこのインフォメーションという情報操作でマインドコントロールしながら大衆が汗して生み出す価値(利益)のほとんどを巧みに吸い上げてきた。

ところが、3・11以降、この情報操作されたインフォメーションに国民が疑問を持ち始めた。 既存のメディアの流す情報の裏、つまり真実であるところの「インテリジェンス」をインターネットやメール、ツィッター、フェイスブックなどを駆使して自ら求め始めたのである。 自分達の「常識」が意図的に作られたものでありその危険性と理不尽さに気づいたのだ。 それと同時に「大衆の声なき声」を代弁する勇気ある人間も次々に現われ始めた。 アンデルセンの有名な童話「裸の王様」の「王様は裸じゃないか!」と真実を指摘した少年と同じ役割である。 

この国が採用している「議会制民主主義」は確かに素晴らしい政治システムである。 しかし、多数決の原理が一つ間違うと「少数派の意見」や「真実」を封殺する危険性を孕んでいる。 あらゆる賛成や反対の意見や見解があっていい。 それらを協議する中でより深い賢明な方向性を見出すのが民主主義の目的であるはずだから。 主権は在民にあり、と憲法に謳ってあり、議会に限らず我々市民は大いに自分の考えや意見を公の場で述べるべき時代に突入したのである。

上の写真は地元の「島原新聞社」の記事の切り抜きである。 投稿者は友人の清水氏。 実に論理的でクールな文章には感動さえ覚える。 市民の声なき声を見事に代弁している。 そしてこの体制批判ともとれる投稿文を無視する事もできたのに、後難を恐れずあえて掲載した島原新聞の長い伝統に培われた見識の高さと“公平性”というメディアの良識には敬意を払わざるを得ない。 島原新聞は島原市民の誇りである。 

「島原新聞」とは対照的に、東京電力を大口のスポンサーとする大手の新聞社やテレビ局など各種メディアが原発事故の「メルトダウン」を隠してきた事実を我々は永久に忘れてはならない。   
  
   
 
 
| 島原新聞記事(平成24年6月13日) | - | - | posted by ino-haya - -
| 1/1 |