【水巡(ミズメグル)】三人展2012・その5

2012.09.23 Sunday

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    水巡・3人展】もいよいよ本日が最終日。 多くの出会いや発見があり、それも時の流れの中に去って行く。 ニール・サイモンの戯曲『映画に出たい!』の父娘の別れのシーンがなぜか頭に浮かんだ。

         
    リビー :  むー・・・・・・こうしてまた別れの日々のうちのひとつのサヨナラ。





     

    【水巡(ミズメグル)】三人展2012・その4

    2012.09.21 Friday

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      記録的な猛暑の夏もやっと過ぎ去り、気温もぐっと下がって秋の気配である。 19日の水曜日、厚生年金受給年齢つまり61歳まであと3年を切ってしまった。 日本年金機構から届いた「ねんきん定期便」に、アンタは398ヶ月間、厚生年金を払ってきたと書いてあった。 3年後は生きてるのかなぁオレ、もし死んで年金をもらえなかったら日本年金機構に化けて出てやる、と考えてしまった。 そのくせ今更携帯電話をアイフォンに換えたり、アイパッドを買ったりと往生際の悪さでは決して人に負けていない。

      さて、【水巡・三人展】もいよいよ大詰めを迎えている。 平日もぼちぼちではあるが一般客がギャラリーを訪れ作品を鑑賞してくれているのはありがたい。 ブログに藍染の作品を載せようと撮影するも、実物の素晴らしい色彩が表現できずに閉口している。 「一眼レフ、一眼レフ・・・・」と独り言をつぶやきながら店内を徘徊している毎日である。 下の写真は今回の3人の作家。 右から藍染作家・末續日富美氏、中央が書道家・永山玳潤(たいじゅん・本名:信也)氏、左が版画家・山口彩美氏。 








      上の写真は藍染作家・末續日富美氏と次女で2歳のみあ音(みあと)ちゃん。 みあ音ちゃんの笑顔は天使そのもので、周りの大人たちに凄いエネルギーを与えてくれる。  







      今回の【水巡・3人展】をプロデュースした某テレビ局ディレクター・K女史の長女・ゆずきちゃん(小六)が母親の一眼レフカメラを持って店内や会場を撮影していた。 「オジちゃん、ほら!」と見せてくれたカメラの小さなモニター画像にビックリした。 「こ、これ・・ゆずきちゃんが撮ったの?」「うん」「へぇ〜! こんな綺麗な花が咲いてるところがあったんだね!」「ここの写真だよ」「エ~!?・・・・・」(上と下の写真)

      「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」と鴨長明が方丈記に記しているが、平成10年に速魚川を作ってから多くの出会いと出来事が展開されてきた。 訪れる人とその人生との出会いが新鮮で楽しく、あっという間に15年が過ぎた。 しかし、このように凛として優しく咲いている季節の花の存在をいつのまにか忘れてしまった自分がいる。 ひとりの少女からそのことを指摘されたのだろうか・・・・

      同時に、ゆずき(由規)ちゃんのような新しい世代の優れた瑞々しい感性が次々に誕生しているのである。 世代交代かぁ・・・・う〜ん・・・・  少し疲れてるのかなぁ・・・・ 
        



      某テレビ局のディレクターでもある版画家・山口氏は今回の【水巡・3人展】が作家としてのデビューとなる。 会期中の土、日曜日は長崎から足を運んでワークショップをしながら観客との交流をはかっていた。 

      限定で準備した藍染のネッカチーフに、観客が選んだ山口氏制作の丸いゴム版画とその場で彫った名前入りゴム版を押し、最後にアイロンの熱で固定するといった作業。(写真) 会場に楽しそうな笑い声が響いていた。 




       

      【水巡(ミズメグル)】三人展2012・その3

      2012.09.09 Sunday

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        本日(9月9日)の三人展初日は午前10時から作家によるワークショップがスタート。 その前に書道家・永山氏に【水巡・三人展】の看板を書いてもらうことになった。 一枚は速魚川の水飲み場の立て看板用、もう一枚は速魚川ギャラリー入り口の扉に貼る看板用。(下の2枚の写真)

        ワークショップのウォーミングアップ、つまり筆と墨と紙の感覚を馴染ませるために、と快く引き受けてくれた。 昨日、大阪から到着したばかりの永山氏は今日の午後3時発の飛行機で大阪に帰らなくてはならない。 空港行き島原発のバスは午後1時・・・・島原での滞在時間がほぼ丸一日の強行スケジュールである。




        いよいよワークショップがスタートして観客もぼちぼち集まってきた。 版画家・山口氏と書道家・永山氏の即興コラボレーションを観るのが目的である。 「筆の感覚を掴みたいので、なにか書いてほしい字はありませんか?」と永山氏が観客にたずねた。

        その場にいた「川遊びの会」の才藤氏が「もしよかったら『大和』と『武蔵』を書いて下さい」と言った。
        才藤氏の二人の息子さんの名前である。 戦艦大和と戦艦武蔵を連想した。 太平洋戦争当時、日本帝国海軍によって大和は広島県呉(呉海軍工廠)で、武蔵は長崎三菱重工で建造された人類史上最大の同型の戦艦である。 
         




        いよいよワークショップがスタート。 まず版画家・山口氏が長い習字紙の中央部分に版画を刷り込む。 裏からバレンで丁寧に押していく。 雲仙市国見町在住の木工作家・鬼塚聖貴氏が手作りのリュートを演奏してくれた。 版と書と音楽のコラボレーションである。 













        山口氏の版画作品『ひとさじの街』に永山氏の即興の書が加わりひとつのコラボ作品になっていく。 スプーンの中に街が建っている・・・・・これは長崎の街をイメージしているという。 「砂上の楼閣」という言葉があるが、我々人間の誇る《文明都市》が宇宙や地球の視点から眺めると「ひとさじ」の砂糖のごときものでしかない、というメッセージなのか?  




        速魚川ギャラリーの床の間に掛けられている『青龍の掛軸』が気になっていたのだろうか、永山氏が「それでは最後に【龍】を書きたいと思います。」と言って、縦長と横長の紙にそれぞれ一枚ずつ「龍」の字を書いた。 紙という2次元の平面に3次元の立体的な躍動を感じさせる見事な「龍」が2頭、一瞬の内に誕生した。








         

        【水巡(ミズメグル)】三人展2012・その2

        2012.09.08 Saturday

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          午前9時半から11時にかけて、長崎、福岡、大阪からそれぞれの作家が速魚川ギャラリーに集結した。 作品は昨日(金曜)届いており、プロデューサーのK女史と4人で位置を話し合いながら会場設営が進んでいく。 午後2時頃にはセッティングがほぼ終了した。

          「書」と「版画」と「藍染」・・・・これもまたユニークな取り合わせである。 K女史のネットワークで繋がってはいるが、3人の作家同士は住む場所も離れているので、今回の作品展でお互いの親交を深める事になったようだ。 


          上の写真は今回のチラシに使用された「水巡」の作品。 薄墨の滲みと柔らかい色彩で「水」の清しい流れが見事に表現されている。

          下の写真は、あちこち作品の設置位置を替えながら全体のバランスを調整している書家・永山氏。 彼の話す関西弁は実にソフトで優しい。  





          上の写真は、手彫りのゴム版画を女の子に押させている版画家・山口彩美氏。 女の子は藍染作家・末ツグ日富美氏の娘さん。 従来の速魚川ギャラリーでは珍しくほのぼのとした微笑ましい風景である。


          版画家・山口彩美の優しくほのぼのとしたメルヘンの世界が広がる。 星や月や太陽の宇宙と動植物や水の自然、それと対照的な物質文明の建物が調和するように描かれている。 それは単なる幻想なのだろうか? 山口氏の静かで熱いメッセージが伝わってくるようだ。




          上の写真は藍染作家・末續日富美氏と作品のタペストリー(三連のれん)。 プロフィールで紹介した通り、彼女の実家が久留米絣(かすり)の織元なので、生まれた時から織り機(おりはた)のパタンパタンという音と藍染の藍の匂いの中で育った。

          末續氏の実家のご両親は今も現役で久留米絣の織元の仕事をされているが今のところ跡継ぎはいない。 彼女が藍染めの作家になった流れは自然であるが、今後どのような展開になるのか興味深い。  
             


          若い4人がワイワイ楽しそうに会場設営している風景は、ほほえましくもあり次世代を担っていく力強いエネルギーがこちらにも伝わってくるようだ。


           
          今回も長崎のエンジニア・中島氏の協力を得て、なんと生きた【伊勢海老】13匹を格安でゲットしてもらった。 アウトドアマンで行動派・中島氏の人脈は驚異的で、「脚が1〜2本もげて商品にならない伊勢海老を知り合いの漁師から安くで手に入れました。 岩牡蠣もシーズン終了間近なので格安で分けてくれました。」 超贅沢な《自由立食交流会》の下準備が、「川遊びの会」才藤氏や数人の協力の下、速魚川の駐車場で夕方5時からスタートした。


          ナイフで急所を刺して絞めたとはいえ伊勢海老の甲羅を取り巻くトゲは鋭く、素手で触ると危険なので手袋で保持してニッパーなどで丁寧にトゲを除去する。 上と下の写真は、エビのヒゲ(触覚)を肛門に挿入して背腸(せわた)を抜き取る工程。 ヒゲの表面にびっしり生えているトゲで腸を引っ掛けて取り出すという漁師の知恵。  




          下準備だけでも5人がかりで1時間以上かかったが、それだけの価値のある食材である。 今回も中島氏と才藤氏の奮闘には深く感謝した。  皆さんの喜ぶ笑顔が見たい、ただそれだけのためにである。 本当に有難うございました。  


          中島氏と才藤氏が持ち込んだバーベキュー・マシーンで焼く直前の伊勢海老と岩牡蠣・・・・垂涎・・・・



          夏が旬の岩牡蠣は冬の牡蠣と異なり、身が大きく詰まっており味も濃厚(上の写真)。  伊勢海老の頭部は味噌汁に・・・・メマイを起こしそうな贅沢な味。 生きてて良かった!!



          上と下の写真は、島原市内にある「幸利屋(こうりや)」の究極の皿うどん。 この歳になるまで県内あちこちの皿うどんを食べてきたが、これほど美味しい皿うどんは食べたことがない。 特に麺が際立っている。 下の写真の「細めん」は餡(あん)がかかっても最後までパリパリで、ふやけて柔らかくならない。 噂では、麺だけでなく麺を揚げる油から徹底的にこだわっているそうだ。 10人前以上準備したが、一瞬でなくなった。




          【水巡(ミズメグル)】三人展2012・その1

          2012.09.04 Tuesday

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            KTN(テレビ長崎)ソサエティー時代にディレクターをしていたK女史の企画で、今月の9日から23日まで【水巡・3人展】を速魚川ギャラリーで開催することになった。 K女史とは十数年来、家族ぐるみの交流があり、我が家の3人の娘達も随分お世話になってきた。

            K女史は結婚後、ご主人の転勤で離島生活も経験し現在長崎市内在住の二児の母親である。 同時に某テレビ局のディレクターをしながら今回のような作品展のプロデュースも手掛けるキャリアウーマン。 相手の懐にスッと入れる天性の能力と若い作家達の才能を見抜く感性、彼らをプロデュースできる企画力・・・・・これからは間違いなく“女性の時代”がやって来る・・・あっ、いや、すでに到来している。

            数ヶ月前に、3人の作家達と作品をK女史から紹介された。 それぞれの新鮮で清々しい感性と才能に感動した。 今から非常に楽しみである。 

                 
            ★ 水巡(ミズメグル)  
            三人展・2012 in 速魚川

                  会期: 9月9日(日曜)〜23日(日曜)

                 ※ 前日8日(土曜)に会場設営自由立食交流会
            (午後7時〜) 
              











             
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