猪原金物店・コラム明治10年に創業。九州で2番目に歴史の金物屋

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【有明海を望む満月夜の宴】その2 18:23
有明海を望む満月夜の宴】当日の降水確率は80%、特に開催される夕方から翌日までは大雨の可能性が高い、と気象庁の天気予測が出ていた。会場のオーナー・橋本卓也氏と彼の友人で会場設営をサポートしてくれている「本多テント装飾」社長・本多雅典氏およびバーベキュー設営担当のエンジニア・中嶋洋一郎氏の心配はピークに達していた。

50名を超える来場者、ボサノヴァコンサートのステージ、バーベキューやピザを食べる場所を土砂降りの雨からどのようにして守るのか?・・・・今回のイベントにかかわった多くのスタッフや参加者の天候への祈りは通じるのか?・・・・そして、『奇跡』は起こった。ピザ釜やバーベキューコンロの火入れや食材の下準備が始まる午後4時頃からすべてのイベントが終了する午後11時までの約7時間、晴天ではないにしても雨雲が消え穏やかで快適な空気が会場を包んだのだ。 



上と下の写真は、ステージを野の花で飾りつけるフラワーアーティストの中村美之(みゆき)氏。『ADEF』http://ade.info/)主宰のパワフルな女性である。山下純弘氏、ボサノヴァ『ガティーニャ』の東賀恵子氏、鈴木篤司氏、イラストレーター・榊原まりえ氏の4名と来島した東京のメンバーの一人。

この日の午前10時頃から小雨降る中、五島列島の小値賀(おじか)から片道6時間かけて駆けつけてくれた彫刻家・柴田貴子氏と二人で当店の日産サニートラックに乗って野の花を探しに山に入った。モデルも経験した中村氏は172センチの長身なので、女性としては大柄な柴田氏が小さく見える。

山に分け入って野の花を探すパワフルな女性二人・・・この地域の山に多く生息するイノシシも彼女たちの迫力に逃げたのではないだろうか? トラックの荷台いっぱいに中村氏のイメージするステージ用の野の花が積まれ、すさまじいほどのエネルギーで二人は会場に向かった。

「東京では6〜7万円ほどかかるこれだけの生花の材料が島原ではどこからでもすぐにしかも無料で手に入るんですね。信じられません。」と中村氏は感動していた。有り余る豊かな自然の恵み・・島原では当たり前でも東京では有り得ないことなのだ。



会場ではオーナーの橋本卓也氏がピザ釜、中嶋洋一郎氏がバーベキューの準備を多くのスタッフの協力のもと粛々と進めていた。本場イタリア仕込みの山下純弘氏が橋本氏とタッグを組んで生地からピザを作って参加者の皆さんに提供するという。東京から届いた本場ヨーロッパの食材やワインの詰まった大きな段ボール箱はなんと4個。関東では伝説となっている【Cafe de Guy】の元オーナーシェフ・山下氏の『胃袋を制する者が世界を制する』という信念が伝わってくるようだ。




本場イタリアン・ピザの段取りとステージのプロデュースの双方を一手に引き受けていた山下氏であったが、周りのスタッフが「ピザの生地を伸ばすのは私たちがします。ピザ窯は橋本さん達がやってくれるので山下さんはステージや全体のことをお願いします」と言ってくれた。(上の写真)

ピザ釜担当の橋本卓也氏は、燃料のマキをくべながら窯内の温度調整およびピザの焼き具合に全精力を注いでいる。翌日「焼いたピザはなんと50枚を超えました。」と本人から聞いた。並みの体力では到底不可能である。(下の写真)




ステージがスタートする午後7時が近づいていた。フラワーアーティスト・中村美之氏は最後の仕上げに神経を集中している。プロの殺気がみなぎっていたが、ピザ作りに移動した柴田貴子氏に代わり川遊びの会・才藤和彦氏が急きょアシスタントを担当してくれた。(上の写真)



上の写真は今回のイベント開催を山下氏から聞いて東京から来島した「さわかみファンド」で有名な『さわかみ投信 株式会社』代表取締役社長で農学博士の黒島光昭氏。なんと黒島氏は南島原市口之津(くちのつ)町出身だったのだ。下の写真が黒島氏の著書『特許物語』。排水処理の研究者からハワイ大学大学院バイオシステム研究科に留学し帰国後、(独)科学技術振興機構研究員を経て大手水処理会社在職中に筑波大学にて博士号を取得、その後さわかみ投信に入社し現在に至る波乱万丈な人生がユーモアいっぱいに記述してある大変面白い本である。















 
| 【有明海を望む満月夜宴】 | - | - | posted by ino-haya - -
【有明海を望む満月夜の宴】その1 18:37
まず、タイトルを【有明海を望む満月夜の宴】とするに至った経緯を説明しなくてはならない。

今回の島原ツアーのメンバー5人の中に、ボサ・ノヴァ【ガティーニャ】のボーカル・東賀恵子さんとギタリスト・鈴木篤司さんが含まれています。 彼らは非常に柔軟な人たちなので島原滞在中にどんなところでも演奏してくれると思います。音楽と食を島原にお届けしたいのです。」と山下純弘氏から9月末に電話があった。 10月27日(土曜日)と28日(日曜日)の二晩、ボサ・ノヴァの生演奏とシェフ・山下純弘の料理が堪能できる事になる。

いずれこのブログで紹介するつもりでいる【オマージュ・サヴィニャック】プロジェクトにすでにエントリーし、試作品を制作し始めた宝塚在住の手描き友禅作家・尾崎尚子氏からメールが届いた。「10月26日、27日の両日は島原市内のホテル旅館は予約満杯で宿が取れません。なにか大きなイベントでもあるのですか?」「ん?・・・・あぁ〜!! そ、その日は【全国和牛の祭典 in 長崎】が開催されるんだったぁ〜 そのイベントで《さだまさし・コンサート》が27日夜、島原であるぅ〜」

そうなってくると、山下氏率いる東京のメンバー5人や【3人展・オータムプレビュー・2012】参加の福岡在住の画家・世利好薇(せり・よしび)氏のホテル予約は大丈夫なんだろうか?・・・・果たして不安は的中した。全滅である。そうなってくるとどこか個人の家に合宿するしかない。 東京、宝塚、福岡からわざわざ島原に来て頂く5名の女性アーティストに野宿をさせる訳にはいかない。 ではいったいどこに?・・・・ 

「人間万事塞翁が馬」「捨てる神あれば拾う神あり」今となってはどんな故事ことわざでも言えるが、当初は焦りまくった。で、拾ってくれた神様とは、写真に紹介している別荘のオーナー・橋本氏。今年6月に開催した第二回【サヴィニャック展 in 速魚川】の際に山下氏と訪問した別荘。島原市の背後にそびえる眉山の裾野、上折橋(かみおりはし)にある絶景の見晴らしを誇るスポットである。ここからは島原市街地はもとより有明海そして遠くは熊本まで見渡せるのだ。 


上の写真は、橋本氏の別荘の遠景。 左手前の黒々とした山が眉山(まゆやま・標高819m)で、はるか後方にそびえる溶岩ドームを冠した山が普賢岳の平成新山(標高1483m)。



さっそく、別荘のオーナーである橋本徹也先生と橋本卓也氏父子に挨拶に行った。ふたりは26日と27日の両日を宿泊場所(定員6〜7名)として提供することを快く引き受けてくれた。同時に27日(土曜日)の夜にボサ・ノヴァのコンサートと自由立食交流会を開催することになった。 

「10月27日といえば旧暦、つまり月齢では満月です。」と徹也先生。「この前の満月の時は有明海全体が月の光で輝きました。」と息子の卓也氏。「それでは、満月の光が反射する有明海を背にして普賢岳に向かい和ロウソクの揺らめく灯りでボサノヴァを歌ってもらえば凄いことになりますね。」この瞬間に【有明海を望む満月夜の宴】プロジェクトは誕生した。


           【有明海を望む満月夜の宴】

   
     ★ 日時:10月27日(土)午後7時〜午後11時頃

     ★ 場所:島原市上折橋の橋本氏別荘(《まゆやまロード》の入口付近)

     ★ 参加:予約受け付けのみ先着50名までとさせていただきます。

     ★ 参加費:2000円(食材費と音楽家へ出演料として)

     ★ 料理:ピザ窯を使ったシェフ・山下純弘氏特製のピザ
          スタッフと参加者の協力によるバーベキュー

        ※ 飲み物については各自、自由持込みとします。

        ※ 駐車スペースに限りがあります。極力乗り合わせて来てください。
       
                   (速魚川の駐車場もご利用できます。)










 
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