猪原金物店・コラム明治10年に創業。九州で2番目に歴史の金物屋

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「本田宗也創作人形展」2013年・その3 19:22
2月28日から4日間開催された【本田宗也・創作人形展】も、本日3月3日「ひな祭り」が最終日。まだ肌寒いが晴天にも恵まれ観客や来店客は多かった。本田氏の作品を写真撮影するが自前のカメラでは実物の繊細な表情や色彩が表現できない。「こんな時、川遊びの会の才藤和彦氏が一眼レフのカメラを持ってふらっと来ないかなぁ・・・」と呟いていたらホントに才藤氏がやって来た(!?)。しかも一眼レフカメラを携えて。

早速、才藤氏と二人で速魚川ギャラリーに展示してある本田宗也氏の作品を三脚に固定した一眼レフカメラで撮影した。ギャラリーに観客がいない時を見計らってシャッターを切るが、素人だから厳しい・・・それでも才藤氏が被写体の位置を移動したりアドバイスをしてくれて非常に助かった。才藤さん、いつもありがとうございます! 

本田宗也氏の創作人形はいつ観ても感動してしまう。日本の伝統美の優雅さを見事に踏襲しながらも、ハッとするような斬新な造形やデザインと妖しく美しい色彩。人形の表情から香り立つ高貴な品格と優しさ・・・・同じ表情は二度と描けない、と言う本田氏に「人形の表情を最後に描くんですよね?」と尋ねたら「逆です。顔を最初に仕上げて衣装を描いていきます。」と正された。

展示作品の中で『飛天』というタイトルの二つの作品が眼を引いた。二人の女神が連なって空を飛翔している造形。「3.11の大震災で犠牲になられた多くの人々を慰霊する散華(さんげ)です。」と本田氏が説明した。二人の女神によって美しい花びらが大地にまかれようとしている。まもなく2年目を迎える未曾有の災禍・・・冥福を祈ると同時に我々日本人に残された教訓と課題を忘れてはならない、と思った。

 



























| 【人形作家・本田宗也】 | - | - | posted by ino-haya - -
「本田宗也創作人形展」2013年・その2 18:26
予告通り、人形師・本田宗也(としや)氏は午前9時半に到着し、速魚川ギャラリーで人形展の準備に取り掛かった。午前11時の開場時間までにはほぼ設営が終了。人形展を始めて14年目・・・あっという間である。
「この世の旅人」とはよく言ったもので、我々は人生を足早に駆け抜けて行く。多くの体験の中でその意味を見い出そうとするも、なかなかその答えは見つからない。ならば今日の一日を楽しもうと心に決める。「これでいいよね? オヤジ」と38年前にこの世を去った父に聞いてみる。

  
      人間がこんなに哀しいのに
  
    
      主よ 海があまりに碧いのです

                遠藤周作『沈黙』より






















 
| 【人形作家・本田宗也】 | - | - | posted by ino-haya - -
「本田宗也創作人形展」2013年・その1 18:01
福岡の人形作家・本田宗也(としや)氏からDMが届いた(下の写真)。前回の作品展は2011年(平成23年)2月6日〜13日の開催だったので、もう二年が経過したことになる。本田宗也氏が初めて速魚川ギャラリーを訪れたのは彼が39歳の時だった。現在は53歳で人形作家としていよいよ成熟期に入ろうとしている。二年ぶりの今年はどんな作品を島原に持って来るのだろうか?

本田氏の友人で福岡の書道家・井上龍一郎氏は「現在、何のコネも金も使わず日展に十回以上入選して正規の『日展作家』になるのは非常に難しいと言われている。それを本田宗也は自分の実力だけでやり遂げた。決して諦めることなく日々精進努力した結果だろう。」と語った。

しかし当の本田氏は「日展へは自分自身の目標として出展してきただけです。『日展会友』になって励みにはなりますが給料をもらえる訳ではありません。自分の作る人形を観て楽しんだり買っていただくお客様によって自分は生かされていると思っています。」と淡々と語る。

 


 












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