猪原金物店・コラム明治10年に創業。九州で2番目に歴史の金物屋。
金物店の裏では喫茶店も営業しています。

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『台湾TV局が島原を取材』 17:16
昨日の夕方4時半から台湾のテレビ局の取材を受けることになった。猛暑続きの島原を4か所取材して最後の取材先が当店だったらしい。台湾からのテレビクルーはリポーターも含めて8名ほど。それに近畿日本ツーリストのツアーディレクター、長崎県観光連盟海外誘致課主任、島原市産業振興部・観光ジオパークグループの市職員、中国語通訳案内士が加わり店内は完全な撮影モード。

夏休みに入り猛暑も手伝ってか茶房の来店客はかなり増えつつあるが、午後4時にはお客様も途絶えたのでグッドタイミングだった。台湾での放送は10月頃だというが、取材クルーの眼に島原はどう映ったのだろうか?

最近は尖閣諸島の問題もやや下火になり円安も手伝ってか、中国や台湾の観光客も時々来店するようになった。島原市が観光都市宣言をしているからには、英語や中国語やハングル語の観光パンフレットや道路標識、案内板などを配置、設置してすべて完了ではなく、住民レベルでの国際交流が可能な知恵やノウハウを一刻も早く確立しなくてはならないだろう。

最近は観光案内の市民ボランティアの人たちが頑張ってくれており、非常に頼もしい限りである。ただ、名所旧跡や観光スポットだけを観て回る観光から、その土地の住民のナマの生活や文化などを肌で感じる「覗き見」観光に変わりつつあるとしたら、海外からの観光客に対し我々市民はどのように対応したらいいのだろうか?

そのヒントは、自分が海外旅行をした時の心理状態を想像すると見つかるかもしれない。もし英字新聞を読みつけている日本人であったとしても、外国で日本語の表記を眼にすると一種の安堵感とその土地の暖かい心遣いに感動するのではないだろうか? 小生は台湾のテレビクルーが到着する数分前に慌てて中国語版の当店紹介文をプリントアウトし、名刺交換の際に手渡した。効果はなくても市民として歓迎の気持ちだけは伝えたいと思ったからだ。

自分の住んでいる地域が衰退の一路をたどることで『誇り』失くし、大都市に対する劣等感と嫉妬に苛まされながら自らの地域や家業の存続を諦めている人たちが全国にどれだけいるだろうか?・・・しかしカネとモノだけの数値による相対的な価値基準で完全に左脳を占有されている大多数の人々を尻目に、地元に対する愛情や情熱という心と感性、知恵、アイデアで街や家業を再び起こそうと動き始めている人々が全国でどんどん増え始めているのも事実だ。


当店の取材内容は、金物店では砥石や美術刀剣や観賞用手裏剣、ギャラリーでは常設展示しているサヴィニャックのポスター、茶房では冷やしソーメンの取材を受けたが、編集でどうなるかは老練なディレクター(上の写真の右端)の腹次第だ。

リポーターの美しい二人のお嬢さん(下の写真)。一人は女優さんでもう一人はモデルさんだった。写真右の女優さんが主にリポートを担当したが、日本語も英語もビックリするほど堪能で、彼女の日本語での質問に答える小生の専門的な説明を、カメラに向かって即座に中国語で通訳していく(!?)。しかもテレビや映画で演技もこなすのだから、才色兼備という言葉は彼女のためにあるような気がする。偉ぶってもおらず繊細な気配りもできるこのような女性は今後一体どのような人生を送っていくのだろうか?




 
| 『台湾TV局島原取材2013・7・23』 | - | - | posted by ino-haya - -
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