猪原金物店・コラム明治10年に創業。九州で2番目に歴史の金物屋

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アイヌ・シャーマン『アシリ・レラ』 16:37
北海道の先住民族・アイヌについては、学生時代に手塚治虫の名作『シュマリ』を愛読して多少の知識はあったが、明治時代以降、国家形成の過程で、アイヌ民族がどれほどの理不尽な従属を強いられ差別、あるいは略奪や虐殺に遭ったか直木賞作家・佐藤愛子著『私の遺言』で知ることになった。同様に、ネイティブ・アメリカン(インディアン)の歴史も、アカデミー賞受賞作・映画『ダンス・ウィズ・ウルブズ』で知り、ハワイ民族やケルト民族の歴史は映画『ガイア・シンフォニー(地球交響曲)』で知った。数年前に公開された映画『アバタ―』は、それらの集大成版ファンタジーだと感じた。

長い間、先住民族の文化は「野蛮」「未開」とされ否定的に扱われてきたが、最近では先住民族の尊厳と文化の継承・再生が近年ようやく認められ注目されるようになっている。しかし、実態はまだ≪途上≫でしかないようだ。どの時代でもマイノリティー(少数派)への差別や迫害はなくならない。【我々はもともとワンネス(ひとつ)である】という真実に遺伝子レベルで意識が覚醒するまで、あとどれくらいの努力と時間を要するのだろうか?

昨年11月に、北海道のアイヌ・シャーマン【アシリ・レラ】氏が当店を訪れた。寛永14年(1638年)勃発した天草・島原の乱で殉教した数万人の御霊(みたま)の鎮魂と祈祷が主な目的である。アイヌ民族解放運動を続けながら多くの孤児の養育や不当なダム建設反対運動などで知られるアシリ・レラ氏は、気さくで優しい「大地」のような包容力のある女性だった。レラ氏を囲む夕食会に声をかけた長崎市の女性から「今週の『週刊金曜日』に、レラさんの記事が掲載されていました!来週来る時に持って来ます」と、12月に電話があった。


『週刊金曜日』の表紙には、現在世界中で大反響を呼んでいる『21世紀の資本』の著者・フランスの経済学者・トマ=ピケティのイラストが大きく描かれていた。この週刊誌の裏に見覚えのある≪書≫が目に留まった。「【鹿砦社(ろくさいしゃ)】?・・・この字体は、福岡ソフトバンク・ホークスの狂信者にして書家の井上龍一郎ではないか!?」来たる3月に、福岡の日展作家で人形師・本田宗也(としや)氏と書家・龍一郎氏による【二人展・春らんまん】を速魚川ギャラリーで開催する予定だが、昨年の福岡ソフトバンク・ホークスの日本一が、単なる偶然だったという事を龍一郎氏に説得する責任が自分にはあると思う。



























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