猪原金物店・コラム明治10年に創業。九州で2番目に歴史の金物屋

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その3 13:48
小学校の教科書に出てきた「玉虫厨子(たまむしのずし)の物語」は有名であるが、レイモンド氏は1300年前(飛鳥時代)の玉虫を使った工芸品の代表作で今も色褪せず法隆寺に残るその「玉虫厨子」と究極の職人技をこよなく尊敬し愛している。
彼は「ヤマトタマムシ」について30年間研究しているが、かなりの速度で数が減少している事を危惧している。
確かに最近は島原でもタマムシを見なくなった。
小学生の頃は虫かごによく入っていたものだ。
絶滅危惧種がどんどん増えていく。
最後に残るのは人間と蚊と蝿とゴキブリぐらいだろう。
添付写真はタマムシをレジンに封じ込め研磨と装飾を施したものだが、30年間やっても成功率は6割ぐらいという。
タマムシは長期間保存して内臓を注意深く除去し脱脂しながらレジンと混合するが気泡が発生したり、表面に脂分が浮いてきて白い皮膜を作ったりして失敗することが多いという。
縮んでまるまった脚や触覚を広げ固定するのに数百本のピンを使うそうだ。
光が当たる角度で文字通り「玉虫色」に変化する。
飛鳥時代から1300年の時を越えてレイモンド氏の心を捉えた不思議な昆虫・タマムシ・・・・
数万年後に人類以外の知的生物がこの作品を発見し「ホモ・サピエンスという自滅を自ら選んだ不可思議な種と同じ地層から出土した美しい工芸品」として人類の骨格標本の横に展示される時が来るのかもしれない。
レイモンド夫妻は明日から三日間(7〜9日)、長崎市のホテル・「ホリデイ・イン長崎」で引き続き作品展。
その後、三日間(10〜12日)、長与町のシーボルト大学前のカフェ・ド・ジーノ(風花)で休みなしの作品展をする。
是非「眼の保養」も兼ねて観にいって欲しい。
素敵な作品と素敵な夫婦に逢えるはずだ。
| ラリー・レイモンド・デイビス氏と作品について | - | - | posted by ino-haya ログピに投稿する
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