猪原金物店・コラム明治10年に創業。九州で2番目に歴史の金物屋

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受賞おめでとうございます!! 22:31
来たる10月27日から開催される【3人展・オータムプレビュー・2012 in 速魚川】に参加するカスタムナイフ作家・松崎猛氏と先週電話で打ち合わせをしていたら「今度の土日にJKG(ジャパン・ナイフ・ギルド・ショー)に参加するため上京します。そうそう、川村君が先週土曜日にカリフォルニアのナイフショーから帰ってきたのですが、またまたすごい賞をとったそうです。川村君とは土曜日に東京で呑みます。」と教えてくれたので早速、川村龍市氏にお祝いのメールをした。(川村龍市:島原出身の世界的なカスタムナイフメーカー・東京在住)

すると川村氏からの返信メールに今回カリフォルニアのナイフショーで受賞したナイフの写真が添付してあった(下の写真)。ゾクッとするほど美しい・・・・


猪原信明様
ご無沙汰しております。
お元気ですか? 私は相変わらず貧乏ヒマ無しな毎日です。

おぉー、さすが地獄耳ですね。
先週の土曜にCalifornia Custom Knife Show
より帰還しました。
皆様のおかげで、またまた
Best Multi Blade Folder
賞なるものを
いただけました。(前回いただいたモノと同様です)ありがとうございます。

・・・JKGショーで松ちゃん(松崎猛)と呑むのは明日(土曜の夜)ですよー!
まだ金曜の夜です。

ナイフの写真、添付いたします。
添付写真のスペックは以下の通りです。

Title : Sheepfoot Congress (2011 new designed
)
Type : 4 blade slip joint folder
Blade : ATS-34
Bolster/Handle : Stainless steel / stag
Blade Length : 2 3/8"(60mm)
: 2 1/8"(54mm)
: 1 3/4"(44mm)
: 1 3/4"(44mm)
Closed Length : 3 9/16"(91mm)

   (中略)

また近々、黒龍(日本酒)送りますね!
そうそう、カリフォルニアのHealdsburg
という町で、「満月を横切る赤い龍」
図案の作家もののペインティングを見つけ、なかなか雰囲気が良かったので思わず買って
しまいました。
そんじゃ。
Ryuichi Kawamura / 川村龍市
http://www008.upp.so-net.ne.jp/ryu-knives/

(以上の文は、2012年10月20日の川村氏からのメールより引用)


ナイフ画像、コラムに掲載していただき光栄です。
ちなみにスペックは以下の通りです。

Dragon tribe "HAYAMEGAWA" model
Urushi & 24K Gold powder
3 blade slip joint folder
Blade material : ATS-34
Handle material : Stainless steel / m.o.p
Blade length : 60mm, 38mm, 38mm
Closed length : 85mm

このDragon tribe "HAYAMEGAWA" モデルは・・・
日本語で書くと --龍の一族『速魚川』-- って感じですか・・・

・・・まず白蝶貝のハンドルに龍をモチーフにしたデザインを
彫り込んであります。もちろん自分で彫りました!(・・彫刻刀も自作して)
彫り込んで窪んだ中へ漆を塗り、金粉を蒔きました。
おそらく漆工芸で言う「沈金」という手法に近いと思います。
漆の面と白蝶貝の面を同じ高さにするために、漆を10〜12回ほど
塗らなければなりませんでした。
ハンドルの表・裏の両サイドに同じ細工を施してありますので、両面で
20〜25回くらい塗ってあります。漆は一回塗ると乾かすのに24時間以上
かかるので、漆作業だけで約2ヶ月かかりました。

このナイフ、アメリカのナイフショーへ持っていき、
幸いにも売れてしまったんですが、買っていただいたのは
カナダからやってきたナイフディーラーでした。
・・・実はまだナイフショーのオープン前だったので、
私はまだテーブルにナイフを陳列してませんでした。
そのナイフディーラーの彼が、ナイフを見せてくれと言うので、
私はナイフケースからこのナイフを出して見せました。
そして、彼はこのナイフに触りもせず、もちろんブレードを開くこともなく、
ホントに見た瞬間に「このナイフを売ってくれ」って
言ってくれた時は、ちょっと感動しましたです。

Ryuichi Kawamura / 川村龍市
http://www008.upp.so-net.ne.jp/ryu-knives/

(以上の文は2004年6月11日の川村氏からのメールより引用)


カスタムナイフ作家・川村龍市氏は小・中・高校時代は剣道部で活躍していた。10月27日に開催する【有明海を望む満月夜の宴】の会場である別荘を提供してくれた橋本卓也氏は同じ剣道部で川村氏の一年先輩にあたる。また、橋本氏の別荘の近所に住む石の彫刻家・野島泉里(せんり)氏はこれまた剣道部の後輩で、川村氏の3年後輩にあたる。橋本卓也、川村龍市、野島泉里の3人は島原市立第四小学校、島原市立第一中学校、県立島原高校を通して剣道の先輩後輩で繋がっていたのだ。 そして3人とも業界は異なるが現在もエネルギッシュに活躍している。


上の写真は昨年開催した第3回【3人展・オータムプレビュー・2011】の時、速魚川の横でワークショップを展開する佐世保在住のカスタムナイフ作家・松崎猛氏。彼が手にしているデカい庖丁は当店の店頭に展示している堺庖丁のPR用オブジェでビッグサイズのレプリカ。形は出刃庖丁で実用性はなく「マグロ庖丁」と勘違いされる事が多い。 不覚にもサビがついていたので松崎氏のベルトグラインダーで研磨してもらったのである。お蔭でピッカピカ状態。

今回の第4回【3人展・オータムプレビュー・2012】では、松崎氏の仕事の都合で11月3日(土)〜4日(日・最終日)の二日間しか来場できない。出展作品は郵送でギャラリーに届くので松崎氏のカスタムナイフは会場の一角に展示される。(是非多くの方の来場をお待ちしています!)

以下の3種類の松崎氏のカスタムナイフは以前このブログで紹介したことがあるが、いずれも「世界一」と「日本一」のタイトルを獲得した有名な作品である。これらのナイフはすべてイギリスに買い取られていったが、あらゆるスタイルのナイフをプロデュースできるオールラウンドの作家なので、今後の新作には国内はもとより世界中のカスタムナイフ・ファンが期待しているのである。

 




下の連続写真は松崎猛氏が製作した【バレル・ナイフ】が完成するまでの工程を撮影したもの。通常のフォルダーナイフ(折り畳み式ナイフ)は二次元上(平面上)でブレードの開閉がなされるが、この【バレル・ナイフ】は上下左右と四方向、つまり三次元上にブレードが開閉するという従来の常識をくつがえすナイフである。バレル・ナイフ・・・・誰がこんなこと考えたのだろう? そしてこの立体開閉を可能にする驚異的な製作技術・・・・バレル、つまり樽型をした常識破りのナイフは写真でもわかるが美しさも兼ね備えている。







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